農機具をスクラップして処分はできる?鉄くずとして処分する方法と注意点とは

「古くなった農機具をスクラップにしたい」「使えなくなった農機具を処分する方法がわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。 農機具をスクラップにして処分する際には、いくつかの方法や注意点を知っておく必要があります。 保有されている農機具の状態やモデルによっては、中古農機具として買い取ってもらえる可能性もあるでしょう。 この記事では、農機具をスクラップして処分する方法や注意点を解説します。 農機具の処分ではなく、売却を検討すべきケースも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

農機具を鉄くずとして処分する際の方法

農機具を鉄くず(スクラップ)にして処分する場合、以下のような方法が候補となります。 ・処分予定の農機具の状態を確認 ・リサイクルおよび廃品回収業者に相談 ・見積り依頼 ・引き取り及び買い取ってもらう それぞれの方法における具体的なポイントも解説しますので、目を通しておきましょう。

処分予定の農機具の状態を確認

農機具をスクラップとして処分する前に、まずは状態を確認しましょう。 状態を確認するときは、目視や感覚で「大丈夫だろう」と考えてはいけません。 下記のポイントをしっかりチェックし、1台ごとに状況をメモしておくことが大切です。 ・エンジンが問題なく稼働するか ・部品はそろっているのか ・油や燃料が中に残っていないか 特に農機具の中にエンジンオイルや燃料が残っている場合は、火事の発生や処理コストの増加につながりかねないので注意が必要です。

リサイクルおよび廃品回収業者に相談

農機具を鉄くずとして処分する際は、リサイクル業者や廃品回収業者へ依頼しましょう。 「燃えるから大丈夫」と考えて自力で分解すると、思わぬ怪我や事故につながりかねません。 鉄やアルミなど部品ごとに廃棄方法も異なるため、廃棄やリサイクルを考えている方は、必ずプロの業者へ依頼しましょう。 地域によっては、農協や自治体がスクラップ回収の窓口を設けているケースもあるので、事前に確認しておくのがおすすめです。

見積り依頼

農機具の処分やリサイクルを依頼するときは、必ず複数の業者へ相談して費用の相見積もりを取りましょう。 複数の業者から相見積もりを取ると、適切な相場を把握できると同時に、最も費用を節約できる業者を選ぶうえでの大きなヒントを得られます。 また複数の業者へ農機具の処分を依頼するときは、見積りと同時に以下の項目を確認するのがおすすめです。 ・出張費用の有無 ・解体費用の有無 ・引き取り費用の有無 さらに複数の業者を比較するときは、かかる費用だけでなく、提供しているサービス内容にも目を向けることが大切です。 農機具の回収はもちろん、解体や運搬のサービスを行っている業者を選べば、売る側の手間を大きく省けるでしょう。

引き取り及び買い取ってもらう

農機具の状態によっては、業者に解体や処分ではなく、引き取りや買い取りを依頼するのも一つの選択肢です。 お金を払って処分するのではなく、お金を頂いて買い取ってもらえれば、想像以上の収入を得られる可能性もあります。 農機具を処分するときは、まず「捨てる方法」ではなく「売ってお金にする方法」を決めるといった視点も大切です。

農機具をスクラップにする際の注意点

農機具をスクラップにする際は、以下のポイントに注意しましょう。 ・金額が付かない可能性がある ・引き取りに料金がかかることがある ・中古として売却した方が高い可能性がある 思わぬ失敗や損をしないためにも、事前知識として以下の内容に目を通しておきましょう。

金額が付かない可能性がある

農機具をスクラップとして処分する場合、必ずしも買い取ってもらえる(お金になる)とは限りません。 スクラップの市場価格は、農機具に使われている以下などの物質によって大きく異なります。 ・鉄 ・アルミ ・銅 ・プラスチック ・ゴム など 鉄やアルミ、銅などの金属相場に左右されるため、買取価格が低い時期だとほとんど価値がつかないこともあります。 たとえ人気ブランドの農機具でも、使用年数や状態によっては、無料で引き取ってもらうことすら難しいケースも珍しくありません。 農機具の処分を検討する際は、モデルだけでなく鉄やアルミといった物質の売却価格の相場を調べておきましょう。

引き取りに料金がかかることがある

農機具をスクラップにして処分する場合、業者によっては引き取り料金が発生します。 大型のトラクターやコンバインなどは、運搬に特殊な機材が必要となるため、引き取り費用を追加で請求される可能性があります。 さらにスクラップとしての価値が低かったり、解体に手間がかかったりするものは、処分費用が上乗せされるケースもあるので注意が必要です。 回収業者へ農機具のスクラップにおける相談をするときは、引き取り費用の有無を事前に確認しておきましょう。

中古として売却した方が高い可能性がある

農機具の処分を考える前に、まず中古として売却できる方法・場所はないか考えてみましょう。 たとえ長年使った古い農機具でも、人気のモデルなら想像以上の値段で買い取ってもらえるケースも珍しくありません。 中でも以下のモデルは、国内外を問わず多くの農機具買取業者に注目されています。 ・クボタ ・ヤンマー ・イセキ など 日本国内だけでなく世界的に需要の高いモデルの場合、中古市場での需要も高いため、想像以上に高く買い取ってもらえる可能性もあります。 農機具の処分を検討する際は、まず買取業者に売却できるか相談したうえで、厳しい場合は処分を検討すると良いでしょう。

スクラップする以外の農機具の処分方法

農機具の処分を考えるにあたって、スクラップにして廃棄する以外に以下2種類の選択肢があります。 ・中古農機具として買い取ってくれる業者に依頼する ・まだ動く場合は他人に譲る それぞれの方法を選ぶべき基準やポイントも解説しますので、必ず目を通しておきましょう。

中古農機具として買い取ってくれる業者に依頼する

農機具がまだ使用できる場合、スクラップとして処分するよりも中古買取業者に依頼する方が良いケースもあります。 先ほど紹介したクボタやヤンマーなどのトラクターやコンバインは、国内外を問わず人気が需要が高く、年式が古くても買い取ってもらえるケースが多いです。 業者に農機具の買い取りを依頼する際は、より値段が高くつくよう以下の点を工夫しましょう。 ・動作確認を行って結果を記録しておく ・付属品を可能な限り揃えておく ・セルフでもできるメンテナンスを事前に行っておく 買取業者へ依頼するときは、農機具の買取価格を上げるだけでなく、査定や運搬にかかる費用を減らすといった視点も忘れないようにしましょう。

まだ動く場合は他人に譲る

農機具がまだ使える状態なら、知人や近隣の農家に譲るのも一つの選択肢です。 農機具に買取価格がつかず、処分にお金がかかるといったケースの場合は、必要としている方に渡すことも検討しましょう。 身近に農機具を譲れそうな相手がいない場合、以下の方法もおすすめです。 ・ネットオークション・フリマアプリで販売する ・地域情報掲示板サイトを探して掲載する ・SNS経由で引き取り手を探す 農機具を譲渡する際には、機械の使用年数や状態を把握したうえで、現状を文章にしてまとめておきましょう。 事前の動作確認結果を共有したり、運搬方法や費用についても話し合ったりしておくことで、取引における信頼性も上がります。

まとめ

今回は、農機具をスクラップにして処分する際の方法や注意点を解説しました。 古い農機具を手放したいと思ったら、まずスクラップや廃棄ではなく、業者へ引き取りや買取を依頼するのがおすすめです。 農機具における解体や廃棄といった作業には、想像以上にお金がかかることも珍しくありません。 自分の目ではもう捨てるしかないと思った農機具も、プロの目で査定してくれる業者へ一度見てもらってはいかがでしょうか。 マシーンコーポレーションは、トラクターやコンバインといった農機具の買取に強みを持つ農機具買取会社です。 農機具の運搬サービスや出張費無料の査定にも対応可能なので、気になった方は農機具ひろばの公式サイトを覗いてみましょう。 Webでの問い合わせも24時間365日可能なので、農機具の処分方法についてもご相談ください。