今回は、農機具のエンジン燃料の抜き方を記載します
エンジンがかからない?
小型の耕運機や自走式の草刈機、運搬車、セット動噴など、4サイクルエンジン(大雑把に言うとガソリンで動くエンジン)を搭載した農機具の多くが、エンジンの燃焼室に燃料を送り込む装置に「フロート式キャブレター」と言う装置を使用しています。
このフロート式キャブレターにはフロートチャンバーというエンジンに送り込む燃料を一時的に貯めておく部家が付いているのですが、チャンバー内の燃料を抜き忘れて保管すると、少量のため短い期間ですぐに劣化してしまいます。
そうなってしまうと、エンジンが掛からなくなり、さらにその状態で長期間放置しておくと劣化した燃料が変質し、キャブレター内部の燃料の通路を塞いでしまいます。もうこうなるとキャブレターを取り外しての分解清掃が必要な状態です。
もちろんキャブレターの分解清掃となれば農機店でそれなりの費用を掛けてのメンテナンスとなります。
保管時の燃料の抜き方
2週間以上保管する場合の燃料抜き取りです。
燃料タンクの燃料まで抜き取る必要はなく、キャブレターの内部に残った燃料を抜き取るだけになります。
1、燃料コックをOFFにする(閉じる)
2、キャブレター下部のドレーンから燃料を排出する
キャブが何処にあるか分からない場合には燃料タンクから降りてきている燃料ホースを追っかけて行くとキャブに行き付きますので、確認してみてください