海外メーカー
日本に輸入されている海外メーカー
日本は世界に誇る農機具メーカーがクボタをはじめ複数あり、大型トラクターをはじめ国産で全ての農業機械のラインナップを完備しています。
そんな中でも海外メーカーを使用している農家は珍しくなく、新車、中古ともに高いシェアがあります。
ここでは、日本でも人気の農機具の海外メーカーについて紹介します。
輸入は大型トラクターが中心
海外はアメリカをはじめ、日本の農業とは比べ物にならないほど大きい畑を持っている農家が多く、大型トラクターが多数活躍しています。
そのため、海外メーカーの大型トラクターはタフで高性能なモデルが多く、新車・中古問わず世界的に国産メーカーより高い評価を得ているケースが多いです。
ちなみに大型トラクター以外にも、小型・中型トラクターやその他の製品も様々な海外メーカーが製造していますが、日本の国産メーカーが強く、海外メーカーは輸出コストの問題もある事から、低価格でコンパクトな農業機械はほとんど輸入されていません。
有名な話では高級スポーツカーメーカー「ランボルギーニ」も元々トラクターメーカーとしてスタートし現在も本国では一定のシェアを誇っています。
日本で人気の海外メーカー
- マッセイファーガソン
-
カナダ製の世界的トラクターメーカーで日本ではエムエスケーという会社が輸入を行っています。
日本に輸入されている海外メーカーの中でもトップクラスの人気を誇る世界的メーカーです。
世界140の国と地域で販売されていて、西欧ではシェア1位で、発展途上国への輸出需要も高いです。モデルを問わず人気が高いメーカーですが、特にMF6600シリーズは歴史もある車種で海外での人気があり高値で取引されています。
国内でMF6600シリーズを使っている農家が買取業者の査定を受けて驚くような高値を提示される事は珍しくありません。中古の人気が非常に高い事から、日本で買取された中古のほとんどがオークションなどを通じて輸出業者や外人バイヤーが買っています。
- フォード
-
自動車でも有名なフォードはトラクターでも高いシェアを誇っています。
大型トラクターが人気ですが、他の海外メーカーと比べると4130など中型のモデルも国内外で高い人気を集めています。
ちなみに1998年にフォードはトラクターから撤退していて、現在は中古のみが流通しています。中古市場では、海外輸出の需要がほとんどで、モデルによって中古相場が大きく変わってきます。
- ジョンディア
-
ジョンディアは、現在ヤンマーと提携していて新車も比較的手軽に買える海外メーカーのトラクターです。
ジョンディアはディア・アンド・カンパニーというアメリカの会社が製造しているトラクターのブランドです。
鹿のロゴに緑色の車体が特徴で、大型トラクターは国産よりも使いやすく馬力があると評判が良いです。北海道をはじめ大規模な畑を耕す農家から人気を集めています。
海外輸出の需要も高く、70年代〜90年代のモデルも高値で取引されています。型落ちモデルを含めた6シリーズなど100馬力以上のモデルの人気が高いです。