思わぬ高値が付くことも
農機具を高額買取できる条件やポイントをまとめました。
これらに当てはまらなくても適正価格で買い取りを実施させていただきますが、ここで説明する条件にマッチしていればさらに高値で売却できる可能性があります。
高年式モデル
当然ですが、古い農機具よりも新しい方が高額買取になりやすいです。
車のように何年落ちといった経過年数よりも、現行モデルや○○年まで製造されていたモデルなど、その農機具の販売時期が買取額に影響を与えます。
高年式は購入時の注文書などで明確に購入した時期を証明できるとプラス査定が付く場合もあります。
ただし、農機具の買取額は年式が全てではなく、古い型落ちでも人気が高いモデルであれば高額買取の見込みが残ります。
中古需要が高いメーカー
農機具はメーカーによって中古市場の価値が異なります。
主要な農機具メーカーでは次の順番で買取額が高くなる傾向があります。
地域の流行・販売網
全国的に見たり海外輸出の需要では上の順番で人気がありますが、農機具は地域ごとに流行があります。
その地域の農業の特性やディーラー、整備工場のサポート体制によって、ヤンマーやイセキ・三菱が主流のエリアもあります。
こうしたエリアでは、まだまだ使える程度が良い農機具はクボタよりも地域に合ったメーカーの方が高く買い取りしてもらえる場合があります。
ただし、海外輸出の需要や耐久性の評判はクボタが圧倒的に強いので、古くなるほどクボタの方が他のメーカーよりも高額査定が付きやすくなります。
不人気モデルは稼働時間も重要
買い取りされた農機具は中古として再販されるので、もちろん程度が良い方が価値は高いです。
外装の状態やサビ、主要な部品(運転席周りやトラクターのロータリーなど)の変形や欠品の有無によって買取査定額は変動します。
農機具は使用すれば外装は傷が付くものですが、塗装が剥がれてサビが出ているとマイナス査定の対象になります。
また、状態の良さを見る指標のひとつがアワーメーターです。
アワーメーターは車でいう走行距離のメーターのようなもので、アワーメーターが少ないと車でいう低走行車で高額査定が付きやすいです。
ただし、農機具の場合、海外輸出の需要が大きく、輸出用に外人バイヤーが買う農機具はアワーメーターを重視しません。
そのため、車の走行距離に比べてアワーメーターが買取額に与える影響は軽微ですが、次の農機具はアワーメーターの重要性が高いです。
アワーメーターの影響が大きいケース
・国内需要が高い新しいモデル
・海外輸出の需要が低い不人気モデル
また、アワーメーターの稼働時間が多くても、エンジンのかかりやアイドリングの安定性、駆動部の状態が良ければ高値が付く見込みがあります。