古くても価値が残る
中古農機具の買取相場はどのくらいかご存知ですか?
実際の買取額はモデルや状態によって変わりますが、おおよその相場の決まり方のポイントは次のとおりです。
・新古車としての価値は低い
・自動車と比べてリセールバリューが高い
・廃車になる事が少なく、古くても値段が付く可能性が高い
それぞれ詳しく解説します。
買った瞬間売却したらいくら?
農機具を新品で買う農家は、それなりに規模が大きく資金力が高い農家です。
また、それまで長年同等の農機具を使っていた実績があるので、新品購入後すぐに手放すケースは非常に少ないです。
乗用車の場合は、買ってフィーリングや使い勝手が悪く新古車として売却される事がよくあり、新古車を求める需要も高い事から新車購入後にすぐに売ると7割程度になると言われています。
農機具の場合は、それぞれのメーカーによって使い勝手が違ったり、仕様や装備、農機具の特性など新車購入はオーダーメイドの要素が高いです。
また、そもそも農機具の新車は販売台数が車に比べて圧倒的に少なく、新古車として売りに出しても価格設定が高いと長期在庫になってしまうリスクがあります。
ほかにも農機具は、車のように5台〜8台積載できるキャリアカーがないので、全国から買い手を探すと運搬コストが高く付くデメリットもあります。
そのため、農機具を新車で買った瞬間に売った場合、推定ではありますが新車価格のおおよそ4〜5割程度になります。
リセールバリューが高い
農機具は新古車としての買取額は安くなりますが、その後は価値が下がりにくいメリットがあります。
農機具は主にディーゼルエンジンを使用して非常に耐久性が高いです。
また、日本の農機具は世界各国で人気が高く海外輸出の需要もあります。
国内外でも40年〜50年経過した農機具が多数現役で活躍しています。
また、農家の中には安くて動けば何でもいいという中古を求める需要があります。
そのため、農機具は年数が経過してアワーメーターの数値が跳ね上がっても高値で売れやすいです。
- 農機具の買取価格の例
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クボタ ER572(コンバイン):265万円
クボタ KL380(トラクター):130万円
ヤンマーGC451(コンバイン):35万円
需要がある機具は20年や30年経過していても新車価格の10%程度は価値が保たれていることも珍しくありません。
農機具ひろばでは型式・メーカーがわかればお電話やメールでも概算の回答は可能ですので、まずはお問い合わせいただけたらと思います。